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クラウドバンクが発表|業界初!米ドル建ての募集・運用ファンド

クラウドバンク「米ドル建てによる募集・運用ファンド」と「円と米ドルの両替サービス」開始を予告しました。

クラウドバンクといえば国内では3番目に古いソーシャルレンディングサービス。いわば老舗。

かつては私も投資していましたが、最近はご無沙汰気味。でもちょっとこれは気になる。

外貨。しかも米ドルで運用できることに興味津々。円だけでなく、米ドルを保有することで通貨分散することのメリットを享受できそうなので。

どんな仕組みなのか、検証してみたいと思います。

米ドル建てによる募集・運用ファンド

米ドル建てで募集をして、運用するファンド。これはどういうことなのか?

まずはポイントを整理してみましょう。

1.米ドルにて出資し、米ドルのまま分配金や償還金を受け取り
2.為替リスクを受けることなく米ドルによる資産運用が可能
3.両替時のコスト負担を抑えた低スプレッド

米ドルにて出資し、米ドルのまま分配金や償還金を受け取り

投資家は米ドルで出資。クラウドバンクは投資家から集めた資金を国内外の企業等にそのまま米ドル建てで融資する。そして融資を受けた企業は米ドルで返済。その際に米ドルで発生した利子が、クラウドバンクから投資家への分配原資になります。

こういった流れで、投資家は米ドルで出資して、分配金と償還金を米ドルで受け取ります。

為替リスクを受けない米ドルによる資産運用

国内のソーシャルレンディンング業界ではこれまでにもクラウドクレジットなどが米ドル建てで運用するファンドを提供していますが、今回クラウドバンクは“業界初”と謳っています。

“業界初”というのは「為替リスクを受けない米ドルによる資産運用」という点が根拠になっているようです。

では従来提供されてきた他のSL事業者の米ドル建てファンドとはどの部分が異なっているのでしょうか。

次の図1は従来型の米ドル建てファンドの運用イメージです。

薄い黄色の背景がかかっている部分、ここで為替リスクが発生しています。円で投資するタイミングと分配・償還のタイミングがファンドの設定に縛られる。つまり、ドル円の両替タイミングが強制的に決められます。

対して“業界初”である為替リスクを負わないクラウドバンクのファンド運用イメージを見てみましょう。

クラウドバンクの場合は投資家の好きなタイミングで米ドルに両替して投資をすることができます。そして米ドルで分配と償還が行われるため、円に戻すタイミングも投資家が自由に判断して決めることができます。

例えば償還時に投資した時よりも円高が進行していれば、そのまま米ドルで保有しておくことができます。米ドルのまま口座内に保有しておくと機会損失になるということであれば、新しく募集される米ドル建てファンドに折り返し再投資することも可能ですね。

両替時のコスト負担を抑えた低スプレッド

両替サービスはクラウドバンクが提携するセントラル短資FXが担います。外国為替証拠金取引の専業であるセントラル短資FXのインフラを活用できるので、クラウドバンクの投資家は利便性とコスト負担という点でメリットを得られそう。

低スプレッド(通貨の売値と買値の差)と告知されていますが、実際にどのような水準のスプレッドになるかはサービスの開始を待たねばなりません。

ちなみに、セントラル短資FXでは通常時の米ドル/円スプレッドは0.3銭(2018年6月6日現在)で設定されています。これは業界でもトップクラスに狭いスプレッド(=低コスト)と言って良いでしょう。



為替リスクは避けるべきなのか?

最後にソーシャルレンディングにおける為替リスクについて考えてみたいと思います。

図1のような従来型のドル建てファンドの場合、ファンドの運用スケジュールに則って自動的に米ドル/円の両替が行われます。ある意味、強制決済なのですが、ここにはデメリットがあるだけでメリットは無いのでしょうか?

ドルコスト平均法的に毎月、一定の金額を米ドル建てファンドへ投資するとします。これを長期間継続すると、通貨の価格変動を吸収して、為替リスクを平準化していくことができます。これは考え方・使い方によってはメリットとなります。

キャピタルゲイン投資において難しいとされるのが利益確定です。利益がたくさんの乗っていたのに、まだまだ価格は上昇すると判断してホールドし続けているうちに利益の大半を失ってしまった。あるいはマイナスになってしまった。

こういったことは株やFXのような値上がりや値下がりを期待するキャピタルゲイン投資ではまさに“あるある”。

こんな“あるある”に嫌気がさしてソーシャルレンディングにたどり着いた・・・ なんて人も多いのではないでしょうか。

なので為替リスクの「あり」、「なし」は投資家自身のタイプによって判断して選ぶものであって、どちらが優れているというものではないと思います。

私はドルコスト平均法の考え方を採り入れたスタイルでクラウドクレジットの外貨建て(為替ヘッジなし)ファンドに毎月投資をしていますし、これからも継続するつもりです。

一方で今回のクラウドバンクの米ドル建てファンドにも非常に興味がありますので、まずは投資してみようと思っています。「やってみなわからん」の精神ですね。

まとめ

より詳細な情報はサービスの開始を待つ必要がありそうですが、米ドル建てで資産を保有・運用するということはポートフォリオ全体のバランスを整えるという観点でも大切なことだと思います。

クラウドバンクからの詳細な発表が楽しみですね。

クラウドバンク 公式サイトはこちら

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